ちょっと変わった都市伝説をまとめた、都市伝説大百科
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一昔前、舌を出した女の子がトレードマークの某お菓子メーカーの某チョコレート菓子に生きた蛾の幼虫が混入していたという事件が起きた。
虫の名前は「ノシメマダラメイガ」。
この種の蛾の幼虫はお菓子が包装されているビニール袋を簡単に食い破ってしまうため、様々な食品に混入する恐れがある。
ノシメマダラメイガ
チョコレートも食害するので、お菓子がらみの混入が多い。
混入時期も様々で製造ラインで入るケースもあれば、店頭や家庭での保管中に混入するケースも非常に多く、製造元が悪いとは一概には言えない。
そして、お菓子を購入して幼虫を見つけたとしても大抵の場合はニュースになるような騒ぎにはならず、消費者が企業に苦情をつけずに腹に溜め込むか、もしくは日常的に起こっていることなので一々ニュースで取り上げられるものでもない。
件の企業の幼虫混入がニュースになったのは菓子の賞味期限切れ等の不祥事でクローズアップされていたからに過ぎないという。
そしてこの幼虫の混入は毎年多数の苦情が寄せられるのだが、それは氷山の一角に過ぎずほとんどの場合が知らずに食べているらしい。
ノシメマダラメイガの成虫
家でこの虫を見かけたら、チョコレートに幼虫が湧いていないかをチェック
菓子の内部に潜りこんだ幼虫は人目には付きずらく、濃い目の味付けに幼虫の味は完全にかき消されている。日本人が一年間で無自覚に食べているクモの数は数匹、ムシ全体となるとその数は数十匹は下らないという。
以下、知らず知らずに食べている虫の一例。
①クリキゾウムシ
焼き栗の中に潜む幼虫。栗の実を二つに割ると、時々見つけることがある。
栗皮の表面に小さな穴があったら、それは成虫が卵を産み付けた跡かも知れない。
②チャバネゴキブリ
チャバネゴキブリ ♂ チャバネゴキブリ ♀
混入事例:かるかんまんじゅうから虫(東京都福祉保健局HPより)
ある日保健所に「お土産にもらったお菓子から虫が出てきた」という苦情が届け出られました。お菓子は九州名産の「かるかんまんじゅう」でした。(写真参照)
保健所では、都立衛生研究所(現:健康安全研究センター)に虫種鑑別などの検査を依頼しました。
その結果、この虫は「チャバネゴキブリ」の成虫で、お菓子を製造する段階で既に混入していたことが判明しました。
この結果を受けて、保健所は東京都衛生局(現:東京都福祉保健局)を通じて製造元を管轄する保健所に現地調査と指導を依頼しました。
チャバネゴキブリは小型のゴキブリであるため、食品の製造過程で混入するケースが多くあります。
時に脚の部分だけが見つかったりするので、どの時点で混入したのかがますます分かりません。
加熱前に混入したのか、はたまた加熱調理後か?これを調べるために過酸化水素を分解する酵素(カタラーゼ)の反応があるかを調べたり、ゴキブリの筋肉の収縮具合で混入時期を調査するという試みがあるそうです。
③コクヌストモドキ
小麦粉の大害虫として世界的に著名な虫です。
コムギやトウモロコシ、コメ粉などを好みます。
ドライフルーツやビスケットなどのお菓子からも発生する、食品に混入する被害が多い虫です。
④コナダニ
湿気が多い食品庫に多く生息しています。
各種スパイスや小麦粉、お好み焼き粉に混入して、アレルギー症状を起こすこともあるそうです。
粉モノの袋を開封した後はしっかり封をして、早めに使用することが大切です。
ダニの体長は1mm以下なので、僅かなすき間があれば食品に入り込めます。粉モノの袋は冷蔵庫に保管するのが良いそうです。
こぼれ話:飲料工場に大量のハネカクシ
湿地などで繁殖する有毒昆虫のハネカクシ。
これが日本の飲料で大量発生していると言うのです。
地下水を吸い上げて飲料を作っている工場では、くみ上げにより出来た空間でハネカクシが大量発生するケースがあるそうです。
飲料に混入したという話はまだありませんが、この虫の体液は毒性が強く、虫を触っただけで炎症を引き起こします。
もし飲料に混入したらどうなるのでしょうか?
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