ちょっと変わった都市伝説をまとめた、都市伝説大百科
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人間が感知することができる光の波長は380~770nmくらいの領域で、380nm程度の波長は紫色、800nm前後は赤色といった具合に可視光領域にある波長は様々な色として認識される。
鳥や昆虫は人間が見ることのできない紫外線の波長領域も感知できているが、人間が知覚できる光の波長にも個人差がある。
光源の波長を調整できる実験装置で調べてみると、大多数の人は見ることができない紫外線寄りの波長を知覚できる人間が少数ながら存在することが分かっている。
この実験結果は人によって色の見え方が異なることを示しているが、個人差はさほど大きくない。
実験装置が作り出す少しだけ紫外線寄りの波長を人によっては薄紫色の光線として知覚できるといった程度である。ただ大多数の人にはその波長を光線として知覚できないのだが。。。
しかし、ほんの一握り、極少数の人間の眼には、医学的通説では決して見ることができないとされる光の波長領域を知覚できている。つまり、この世に名前さえない特殊な色を見ることができる人間が居るというのだ。
そして、「見える人」は特殊な色を見る事ができない多くの人間に対して優越感に似た感覚を抱いている。
ネット上では意味不明・オチ無しの文章が沢山転がっているが、元々オチの部分には特殊な色が使われて書かれており、紙媒体の文章では見える人間にのみ「見えない人間」に対しての侮蔑的な話のオチを読むことができる。
そして、街中においても特殊な色で書かれた文字が使われていて、それを目印に「見える人間」は見える仲間を探すことができて、独自のコミニュティーを形成しているそうだ。
「選ばれた人間」と自負している彼らは、独自の価値を持ちながらも見えない多くの人間の中で密かに生活を送っているらしい。
あなたの周りには意味不明な怪文章を読んで爆笑したり、何でもない看板を見上げては笑っている人物はいないだろうか?
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