ちょっと変わった都市伝説をまとめた、都市伝説大百科
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テレビ放送終了後の砂嵐の画面に突如ゴミ処理場の映像が流れて、
「明日の犠牲者は以下の方々です」というテロップと共に、明日故人となる予定の人物名が延々と流れるという都市伝説は有名である。
テレビは時に霊界との接点となって怪異を映したり、現世の人間がテレビを通じてあちらの世界を垣間見るという怪談もある。
これはテレビを介して霊界とのチャンネルが合い、実際に訃報ニュースを視聴した方の話である。
「明日の犠牲者は以下の方々です」というテロップと共に、明日故人となる予定の人物名が延々と流れるという都市伝説は有名である。
テレビは時に霊界との接点となって怪異を映したり、現世の人間がテレビを通じてあちらの世界を垣間見るという怪談もある。
これはテレビを介して霊界とのチャンネルが合い、実際に訃報ニュースを視聴した方の話である。
・・・
ある男子大学生が深夜に帰宅してリビングでテレビを見ていた。
段々ウトウトとしてきて、彼はいつの間にか眠りに落ちていた。
意識はもうろうとしているが、浅い眠りだったのでテレビの音だけは頭の中に入って来る。
ふと気が付くと、番組が終了した後の砂嵐の音が聞こえてきて、ザーという音がテレビから流れている。
すると突然、お堅い感じのニュース番組が始まって、男性のアナウンサーがあり得ないことをしゃべっている。
「明日のお亡くなりになるのは××○○さんです」
「明日のお亡くなりになるのは××○○さんです」
これを繰り返している。
霊感がある彼は直感的に危険を感じ、意識的にテレビを見ないように固く目を瞑った。
耳は塞がずに音声だけを聞いていると、アナウンサーがしゃべる内容が段々と変わっていった。
「××○○さんはもう死にましたか?」
「××○○さんはもう死にましたか?」
“××○○さんが明日死ぬ”という予言的な内容から、視聴者に生死を問いかける内容に変わっていった。
アナウンサーが言う「××○○さん」はまったく聞き覚えの無い名前である。
抑揚の無い声で訃報を伝えるアナウンサーが怖くて仕方がないのだが、彼はテレビを消す勇気もなく黙って聞いているしかなかった。
「応答がありませんねえ」
アナウンサーは中継の不具合の時のようなコメントを言う。
心底恐ろしくなった彼は“早く終われ、早く終われ”と、心の中で願うだけであった。
その後、しばらく沈黙が続いて、アナウンサーはしゃべらなくなった。
“もう終わったかな?”彼が薄目を開けた瞬間、
「××○○さんは明日死ねばいいなあ」
アナウンサーがそう呟くと、ニュース番組は突如終了し、テレビの画面は砂嵐に戻ったという。
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